初心者でも2年以内にボルダリングの初段以上が登れるようになる
長年クライミングを趣味としていた私が、
初心者でもこれさえ守れば1~2年以内にボルダリングの初段は登れると思うことを
書いてみます。
この記事は、
ボルダリングを数ヵ月ほど続けて、
ちょっとした伸び悩みを感じているけど「強くなりたい!」と思っている、
主に社会人クライマーの方に向けております。
気持ちが大切!
高難易度の課題を登りたいのであれば「強くなる!」という気持ちがあった方が良いです。
「かっこいいな。」「いつかは段とか登ってみたいな。」という気持ちを持続することが
大切です。
いずれ、なかなか登れない課題にトライする機会がやってくると思います。
その際、大きな力となるのは「絶対登ってやるんだ!」というモチベーションです。
モチベーションを維持しましょう。
1週間に4日以上登らないこと!
モチベーションを維持していると、毎日登りたくなります。
めちゃくちゃ強い若者が、たまに「毎日登れば、強くなります!」と言ってくることがあります。
真に受けないようにしましょう。
というのも、登りすぎはケガをしてしまう可能性が高くなるからです。
モチベーションは高いのに、
途中でクライミングをやめてしまうクライマーも沢山見てきました。
原因はケガによる長期離脱です。
長期離脱はモチベーションの低下も招き、そのままクライミングに戻ってこないこともあります。
いくらサプリやプロテインを飲んでも、ケガをするとどうしようもありません。
私も、指やひじの炎症を起こしたことが何度もあります。
医者に「少なくとも半年は休んでください。」と言われたとき、
「いや、それを何とかするのが医者じゃないですか?!」とキレ気味に返答したことがありますが、
今思うと、正気の沙汰とは思えません。(汗)
*当時の整形外科のお医者さん、本当にごめんなさい。
ケガをしてしまった場合、医者の言うことをしっかり守って治療するのが、
長期的に見れば上達する近道です。
登る日数は週に2~3日、1日登ったら、1~2日休息日を作るペースが妥当。
これを守っておけばケガをする確率が大きく減りますし、
体に適切な刺激を与えることが出来ます。
休息日にはボルダリングDVDを見るなど、モチベーションを高めましょう。
外岩にいく仲間を見つけよう!
インドアに比べ、外岩の方がやや高グレードを登りやすい傾向にあると思います。
これは外の場合、危険性等もグレードの要素に含まれているためだと思います。
私の経験則ですと「初段、二段を初めて登りました~。」という方は外岩の場合が多いです。
*当然外岩での危険性もしっかりトレーニング&コントロールしていく必要はありますよ。
このことから、外岩にチャレンジすると楽しみの幅が広がっていきます。
外岩は美しい自然に触れたり、
同じ課題をトライする為に、いつものジムの仲間とは違う仲間が出来ることもあります。
帰り道に美味しいレストランを探したり、
遠くの県にいき、目的の岩を見つけるなど、さまざまな魅力があります。
外岩にいく仲間をジムで見つけましょう。
モチベーションの高い人たちと仲良くなっていくと、
自然と岩場にいく仲間が出来てくると思います。
なかなか仲間が出来ない場合でも、ジムによっては「外岩に行こう!」的なイベントを行っているジムもあるので、活用していきましょう。
同じ課題をトライする中で仲間が増えていくことがボルダリングの魅力の一つでもあるので、すぐにそういった仲間が出来ると思います。
気を付けるべき点ですが、外岩に初めて行くときは、
事前準備と頼れる経験者と一緒にいきましょう。
外岩ではジムとは違う危険が沢山あります。
マットの置き方ひとつ間違えるとケガをすることもありますし、
外岩ならではの作法もあります。
ジムでいくら強くても外岩では初心者です。
経験者のアドバイスを正しく聞くことは大切です。
またクライミングは自己責任です。
しっかりとした事前準備も行っておきましょう。
2021年現在の今はコロナ禍でもあります。ジムも有効活用していきましょう。
大変な時期ですが、頑張っていきたいですね。
*別の機会に自宅でも出来るトレーニング方法も紹介したいと思います。
また、状況によっては入山禁止になる岩場もあります。
情報収集、マナーとルールを守って楽しく登りましょう。
ターゲットの課題を見つけよう!
外岩にも行くようになり、ケガもせず週2~3日で続けている状態が続きました。
「何となく上達しているような、そうでもないような…。」
大多数の方はそんな感じで1年程経過すると思います。
そうこうしているうちに、
「この課題がお買い得」「この課題は難しいよ。」という話を聞く機会があると思います。
そんな時、グレードや人のうわさを信じすぎないようにしましょう。
ボルダリングの課題は、人の体型、その人の得意な動き(ムーブ)によって、
体感する難易度はマチマチです。
「難しい!!」と言われている課題でも、スッと登れたり、
「あれは簡単だよ~。」と言われている課題でも、なかなか登れないこともあります。
大切なのは「ああ、この課題かっこいいな~。」「登りたいな~。」と思う課題、
もしくは「登ったら気持ちよさそうだな~。」と思う課題を見つけましょう。
例えそれが二段であろうが三段であろうが、自分の直感を信じてみましょう。
逆に2級でも3級でも「いいな~。この課題。」と思ったら、それを目標にしてもよいと思います。
*ただしケガするような高難易度とかは避けてくださいね。高すぎる課題とか。
人と比べず、自分のペースを守ろう!
半年、1年もすると、すぐに強くなる人もいれば、ゆっくりとしたペースで成長する方もいらっしゃいます。
それまでのバックグラウンドや運動神経なども影響していると思います。
しかし、どんな人でも2年もすれば、ある程度の(初段、二段登れるほど)成長は可能です。
「あの人は伸びているのに、なんで自分は伸びないんだ!」と思って、
登りすぎてケガをしないようにしましょう。
また、筋トレなど、何か特別なことを始めなくても大丈夫です。
伸び悩みに困ったら、
ジムのインストラクターや店員にアドバイスを求めたり、レクチャーしてもらいましょう。
適切なトレーニングを続けていれば、あなたも初段~二段を登るくらいまでは伸びます。
自分のペースを守りましょう。
2年以内に「初段以上」登れます!
以上、初心者でも2年以内に初段以上登れる為に必要なことを書いてみました。
人によってはもっと早く登れるようになると思いますが、
大切なのは「モチベーションと適切なトレーニングペースのバランスを保つこと」かと思います。
かくいう私も初心者から1年ちょっとで初段は登れております。
*私は運動神経も高くなく、凡人です。
初段、二段を登るころには、
外岩の自然の魅力、インドアの楽しみ方、気の合う仲間が増えるなど、
さまざまな楽しみ方を見つけているかと思います。
また、グレードを追うだけがクライミングの魅力ではないので、
幅広い楽しみ方を見つけることが出来るようになっていれば幸いです。
私は6年間程、クライミングから離れておりますが、
健康のためにもう一度チャレンジしてみようと思っています。
今回は、クライミングを始めたばかりのころの自分に向けるつもりで書いてみました。
最後に、ボルダリングやクライミングに対するさまざまなモチベーションを尊重しましょう。
「健康のためだから、ジムでのんびりと登ればよい。」というスタイルも素敵だと思います。
「俺は一人でゆっくり登りたい。」と楽しむのも分かります。(私もそういう時がありますね)
「友達と一緒に登ってジム終わりのビールが楽しみだ。」も良いですよね!
*高難易度を登ることだけがクライミングの魅力ではありません。いろいろな楽しみ方があります。
(かくゆう私もクライミングを再びチャレンジするのはコレステロール値を下げる健康のためです。)
みなさまも楽しいクライミングライフを送ってください!