私のやるべきことはこれでいいの?
あなたのやるべきことを一緒に考えてみましょう!
自分のタスクに正しく優先順位はつけられていますか?
「これ、明日までに対応しておいてくれないかな?」
「ああ~。締め切りがもう迫っている。急がなきゃ!」
気がつけば家と会社を往復するだけの日々…。
「ああ~。わたしって何がやりたかったんだろう…」
そんな風に考えてしまうことはないですか?
わたしにもそんな日々がありました。
しかし、人生は有限です。
気が付けば「あの時、あれをやっておけばよかった。」と思うこともありますよね。
人生は有限です。
「本当にやるべきこと、優先順位のつけ方」を考えてみましょう。
今からでも遅くないです!
本日は スティーブン・R.コヴィー先生の著書「7つの習慣」の中の第3の習慣から、
「あなたが本当にやるべきこと」について考えてみたいと思います。
緊急度と重要度を表す、時間管理のマトリクス
子どもの頃、人生は無限に等しいくらい長く続くと思いませんでしたか?
しかし、20年、30年、40年と時間が経過していくと、人生は有限であることを実感していきませんか?
今からでも遅くありません。本当にやるべきことを考えて、優先度のつけ方を見ていきましょう。
時間管理の4世代
7つの習慣の著者であるコヴィー先生は、時間管理の手法に4つの世代があると伝えています。
第1世代
メモを取ったりチェックリストを用意することが第1世代です。
Todoリストなどが該当するかもしれません。
第2世代
予定表やカレンダーに予定を書いたりすることが第2世代です。
第3世代
そして、第3世代では「優先順位」と「重要度を明確化」してから、
スケジューリングを行う世代と書かれています。
効率的ではあるのですが、ガチガチにスケジューリングされてしまうことで、
何処か息苦しくなってしまうスケジューリングでもあります。
これに多くの人が息苦しさを感じて、第1、第2世代の時間管理に逆戻りしたと伝えています。
何かウォータフォール型からアジャイル型へと主流の変化を見ると、何となくわかるような気もしますね。
第4世代(緊急度と重要度のマトリクス)
そして「第4世代」です。
第4世代では、そもそも時間にフォーカスせず、
緊急度と重要度から、人間関係を大事にして自分のやるべきことを導いていこうという考え方です。
第4世代では自分の抱えているタスクを以下のマトリクスで表します。
緊急 | 緊急でない | |
重要 | (第1領域:緊急度も高く、重要度も高い) ・急いで対応しなければいけない案件 ・緊急度が高く期限も差し迫ったもの ・救急車を呼ぶなど、病気などへの対応など | (第2領域:緊急ではないが、重要度は高い) ・自己啓発や将来のための勉強など ・適度な休息 ・人間関係をつくっていく活動など |
重要でない | (第3領域:緊急は高いが、重要度は低い) ・多くのメールや報告書や会議など ・重要ではない接待 ・急に頼まれた雑用など | (第4領域:緊急度も重要度も低い) ・暇つぶし ・長時間のスマホいじり ・長時間のおしゃべり |
自分のタスクを緊急度と重要度のマトリクスの4つの領域に当てはめてみます。
どうでしょうか?
緊急度が高いタスクに追われる日々だったり、
もしくは、いつもダラダラとしてしまう生活を送ってたりしていないでしょうか?
私自身も、第1や第3の領域に日々追われることが多いです…。
そして、第1の領域で日々の活動が埋まっていくと、その逃げ場として第4の領域、
つまり長い生産性のない息抜きに時間を割いてしまう傾向にあると書かれています。
第1の領域は一見、すごくテキパキと働いているように見えますが、
緊急の要件に対しては受動的であるとも言えますよね。
つまり、自らやりたい事、やるべき事を決めるのではなく、緊急度の高いものが降ってくるイメージですよね。
第3や第4の領域はどうでしょう?
やはりどこか目的意識が見えない領域で、受動的に感じますよね。
もうお分かりでしょう。
7つの習慣では、「重要度が高く緊急ではない」第2の領域のタスクを優先すべきと書かれています。
重要度が高いけど、緊急ではないということは、
今すぐやる必要はないけど、将来に向けて準備が出来るタスク、
つまり、能動的に動ける行動をすべきということです。
タスクに優先順位をつけて、あなたのやるべきことを見つけよう!
まず、自分の持っているタスク、もしくはやりたいことを、時間管理のマトリクスにプロットしてみましょう。
大切なことはプロットして考える時間をとることです。
日々の仕事が忙しく、
第1領域のタスクや第3の領域のタスクで溢れている方は、そもそも考える時間が取れません。
私もそうでした。
「このままじゃ辛いな。」
そう思ったら、1時間でもいいのです。
自分のことを考える時間をとってプロットしてみましょう。
その上でやらなくても良さそうな第3領域のタスクを誰かに依頼したり、
安易にタスクを引き受けない等の工夫をしてみましょう!
安易にタスクを引き受けないようにするには、
第2領域のタスクに対する強いモチベーションが必要となります。
第2領域のタスクをしっかり考えていないと、
なんでも安請け合いしがちですし、引き受けるべきかどうか判断が付きにくくなります。
そのためには、しっかりと第2領域のタスクを考える時間を取る必要があります。
また、長時間のおしゃべりなど、第4領域に関すること、たまに行う分には私はアリだと思います。
ストレス解消できることもあるでしょう。
解釈が難しいのですが、そういった心身がリフレッシュできることは、
第4領域ではなく、第2領域に当たるのかなぁと思います。
何度も言いますが、
大切なことは、あなたにとって第2領域とは何か?を考える時間を取ることだと思います。
あなたにとっての、真の第2領域が見えてくることでしょう。
参考書籍: 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 著者:スティーブン・R・コヴィー (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)