ITだけでない、ビジネスに関する幅広い知識を習得できる
ITパスポート試験をご存じでしょうか?
情報処理技術者試験の一区分である国家資格です。
Wikipediaには下記のように記述されています。
、情報処理の促進に関する法律第29条第1項の規定に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の一区分である国家試験。
ITパスポート試験(Wikipedia) より引用
ITに関わる人が取るべき資格のように見えますが、
この試験、さまざまなことを学べます。
プロジェクトマネジメントを学びたい方が最初に受ける試験としても良いと思います
例えば、以下のようなことが学べます。
- 経営戦略にまつわること
- コンプライアンスに関すること
- OJTやOffJTなど
- 監査に関して
- BCPやCSR
- ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト
- 情報セキュリティ
- 5G
- IPv6 等々…。
上記に上げたのは学べることの一部で、
他にも幅広いジャンルを学習することが出来ます。
社会人になると、ふいにこれらのキーワードが飛んでくることがあります。
そんなとき、浅く幅広くITとその周辺ビジネスに関することを学べるのがITパスポート試験です。
「俺はプログラミングに関してめちゃくちゃ自信があるぜ!」という人も、
一通り学習してみることをお勧めします。
ビジネス・ストラテジ面や、開発手法面、監査なども含めて一通り網羅できるので、
更なる発展を目指すことが出来ます。
難易度は低めですが、この試験をスタートに、
「基本情報処理試験」や「応用情報処理試験」などへとステップアップするのも良いでしょう。
ITパスポート試験は、
実は「基本情報処理試験」や「応用情報処理試験」と試験範囲は大きく変わりません。
上位試験に関しては、問われる内容が、より深くなっていきます。
まずはITパスポート試験に合格することで知見を広めましょう。
今はIT業界でなくても、
例えば、5GやIPv6などのキーワードを聞く機会も多いでしょう。
また、ビジネス面の経営戦略や、監査、コンプライアンス、著作権法等は、
業界にかかわらず役に立つ知識です。
これらのことから、IT業界でなくても、社会人になりたての方には特にお勧めできる資格です。
難易度は低め、ひと月で合格可能です
ITパスポート試験の難易度は低めで、合格率は50%程度です。
テキストを購入して読み込みます。
そして問題集1冊買い、何度か周回することで合格出来るでしょう。
勉強時間は1日1~2時間で、1月あれば十分に合格が狙えるでしょう。
いつでも受験可能です
ITパスポート試験はCBT(Computer Based Testing)方式ですので、
試験会場に空きがあれば、いつでも受験する事が出来ます。
落ちても再度受験することが出来ますが、一発で合格する意気込みで挑んだほうが良いでしょう。
横文字キーワードを幅広く知る事が出来ます
CSR、SWOT分析、KPI、4C分析、BtoB、PDCAなど、
横文字キーワードを幅広く知ることが出来ます。
私はPMBOKという言葉をITパスポート試験で知る事が出来ました。
その後PMPを取得するきっかけになっていきました。
ITパスポート試験で学んだ言葉は、社会人になると色んなところで、
当たり前のように飛び交います。
ITに留まらない一般常識を幅広く習得しよう
ITパスポート試験は、難易度は低めですが、
広く浅く、さまざまな一般常識を知ることが出来る試験です。
ひと月もあれば合格圏内に入ることが出来ます。
これから社会に飛び立つ新卒の方や、
近く社会人になる方、
それ以外にも「実は横文字が良くわからない」といった方も、
ITパスポート試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?