改善して次のステップへ! PDCAサイクルを学ぼう
PDCAサイクルをご存じでしょうか?
一度はお聞きしたことがあるかもしれません。
PDCAサイクルとは、Plan、Do、Check、Actの頭文字を並べたものです。
- Plan (計画)
- Do (実行)
- Check (評価)
- Act (改善)
この4つの段階を螺旋階段のように繰り返し実行していくことで、
一周ごとに改善をしていくというものです。

計画を行って、その計画に基づき実行し、実行内容を評価し、改善していくという流れを行っていきます。
言われてみれば「なんだ。そんなことか。当たり前じゃないか。」と思われるかもしれませんが、
実際には、
しっかりした計画は立てるけど、全く改善されなかったり、
忙しさに追われ、Doだけ行ったり、
正しいCheckを行わず行き当たりばったりで、
権力の強い人からの指示で謎のActを行う事例もよくあると思います。

アジャイル開発における「振り返り会」などを定期的に設けることで、
このPDCAサイクルは回していけるかと思います。
大切なのは1度で終わるのではなく、何度も改善していくことです。
よくPDCAサイクルは古いなどと言われることもありますが、
新しい古いの問題ではなく、「出来ていないな。」と思ったら取り入れてみましょう!
取り組みやすく、改善が期待できます。
日本とも関わりの深いPDCAサイクル
デミング博士というアメリカの統計学者が、
第2次大戦後、日本での国勢調査の計画立案に関わり来日します。
そして、日本の復興のため、経営者や技術者に品質に関する講義を行っていきます。
そしてその講義を聞いていた日本人がPDCAサイクルを提唱したと言われています。
デミング博士は、PDCAのCのCheckはHoldBack(停止や保留)を意味するので、
Study(学習や研究)に置き換えたPDSAサイクルとすべきと伝えています。
StudyはDoから学びを得て次に改善していくという前向きな印象があり、
私もこちらの方がしっくりきます!

日々の生活に活かしてみよう!PDCAサイクル
PDCAはどんなシチュエーションでも簡単に取り組む事が出来ますよね。
例えば1日の流れはいかがでしょう?
1日の始まりに「今日やることを計画してみる。」
実際に実行して一日を過ごす。
上手くできなくても「失敗したな…。」で終わるのではなく、
「どうすればもっとよりよく出来るのだろう?」と考えてStudyしていく。
そして次の朝に改善した計画を立てる。
まるで自分自身と対話しているようです。
そして、それを家族、チーム、組織へと展開させていく中で、
PDCAサイクルよりもより良い改善方法があるなら、それを取り入れていくこと。
それすらもPDCAサイクルの一つの形であるのだと思います。
まずはきっかけとしてPDCAサイクルを日々の生活に活かしてみませんか?