歴史能力検定 「日本史2級・3級」の勉強方法
歴史能力検定をご存じでしょうか?
日本史や世界史の理解度を測る検定として1997年から存在しています。
難易度は5級から1級まで存在しており、
3級~1級は「日本史」と「世界史」でそれぞれ別試験になっております。
3級と2級は高校の日本史が出題範囲のようですね。
2022年から準3級と3級は「歴史総合」が出題範囲になっているようです。
私も日本史が好きなので、2022年の11月に力試しに2級を受けてみて合格しました!
感覚としては、
今まで歴史を真面目に勉強してこなかった人でも頑張れば3ヶ月程で3級、
4~5か月程で2級にも合格できるのではないか?と思います。(勉強時間にもよりますが…)
「こんな勉強をすれば3ヶ月程で2~3級に合格出来るのでは?」といった勉強方法と、
「使いやすい!」と思った教材を紹介します。
個人の好みや、勉強方法の合う合わないはあると思いますが、
参考程度に見て頂ければと思います。
まずは全体の流れをつかもう
まずは日本史全体の流れをつかむのが良いでしょう。
おすすめは「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」シリーズです。
原始・古代史、中世・近代史、近現代史、文化史と計4冊ありますが、
文化史以外の書籍でまずは日本史の流れを抑えるのが良いでしょう。
原始・古代史、中世・近代史、近現代史、文化史と計4冊が存在します。
高校日本史Bの細かいところまでは抑えられてはいませんが、
全体像と重要なポイントがわかりやすく頭に入る内容になっています。
日本史の漫画シリーズでも良いと思いますが、
「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」シリーズは1冊が薄いので、
比較的スピーディに全体像が把握出来るでしょう。
まずはこちらを読み物を読むように2周くらい読んでみましょう。
1日1時間、約2~3週間ほど回すのが良いでしょう。
1冊の本で用語を覚えよう
次に日本史の用語を覚えていきます。ここが要といってもよいでしょう。
早速用語問題集に移りましょう。
私のおすすめは「時代と流れで覚える! 日本史B用語」です。
こちらは見開きの左ページに全体の流れが、右側が文章の穴埋め式になっており、
文章の流れの中で用語を覚えていく事が出来ます。
解らない用語があれば「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」で調べていきますが載っていないものもあると思います。
その際はこの用語集の解説をみたり、Googleや教科書で調べてみると良いでしょう。
用語を覚える際は、ストーリーとして頭に入れていくのが良いと思います。
昨今ですと、YouTubeなどに日本史を解説してくれる動画あるので、
そういったチャンネルも閲覧していくと、より理解が高まると思います。
この用語集を1日1時間、2か月程回していきつつ、
流れがわからなくなったら「なぜ」と「流れ」がわかる本でストーリーを再度確認します。
用語集は完璧に覚えようとしない事が続けるコツです。
何度も回し、7~8割くらい覚えている状態を目指しましょう。
また2級は用語を漢字で記述する問題がありますが、
解らなかった用語は漢字で書く練習をするもの良いでしょう。
この2冊とプラスアルファの書籍や検索で、おそらく3級は合格点に達すると思います。
問題集にトライしてみよう
2級に関してはやや難易度が高い為、基本的には上記の用語集を繰り返しつつ、
高校日本史の問題集を解いていきましょう。
歴史能力検定の過去問に関しては、公式の問題集ですと1回分しか載っていない為、
比較的近しい出題の仕方をしている問題集を選ぶのが良いでしょう。
「イチから鍛える日本史 必修編」は比較的近いのではないか?と思います。
こちらを解きながら、分からない所は調べていきます。
こちらは力試し程度に利用していきます。
1月程行い、解らなかった所を補填していきます。
補填箇所を覚えて1月程回せば、おそらく2級も十分ではないでしょうか?
2級に合格すると「全国通訳案内士」という試験の「歴史科目」も免除されるようですね。
いざ!試験を受けてみよう
後は試験を受けてみましょう!
試験日は11月、1年に1度しかない試験ですので、6月頃より準備をすれば良い感じになるのではないでしょうか?
私も今年は1級にチャレンジしてみようと思います!
歴史能力検定の魅力!
社会人になってからの歴史学習は暗記だけではなく、
自分の好きな分野、小説、好きな人物を調べる等々自由に楽しく出来ます!
ただ体系的に一通り学習したいとき、また振り返ってみたいとき、
歴史の学習をやり直したいときの目標など、
歴史能力検定の合格を一つの目安にするのも魅力の一つではないでしょうか?