シナジーとは?
人と人とが力を合わせて、「1+1=3」以上の力を発揮する。
子どもの頃からそんなお話は聞いてきていますよね。
しかし、実際はどうでしょうか?
1+1=3どころか、1+1=0.5になることもあるのではないでしょうか?
わたしも1+1=2以上になるケースって今まであまりありませんでした。
書籍「7つの習慣」をご存じでしょうか?
私的成功を収めるための第1~第3の習慣
公的な成功を収めるための第4~第6の習慣
それらを繰り返していく第7の習慣があります。
「第6の習慣」では、「シナジーを創り出す」という習慣について書かれています。
1+1=3以上の力を発揮する、これがシナジー(相乗効果)です。
毛利元就が3人の子どもに、
「1本の矢は簡単に折ることが出来るが、3本集まると折れない」といった教訓を残しています。
これも「シナジー」ですよね。
しかし、長く生きていると、「現実はそう上手くいかないんだよ…。」と考えてしまいます。
何処か現実離れしているイメージがありますよね。
わたしも正直そんな気持ちがあります。
しかし、習慣を作ることで、シナジーを生み出す土壌を作る事が出来れば、
いずれシナジーへと成長していくかもしれません。
どうすればシナジーを生み出す土壌を作ることが出来るのでしょうか?
今までの習慣の応用で得られるシナジー
シナジーとはなんでしょうか?
第4の習慣「WinWinを考える」という習慣がありました。
これはお互いの「WinWinを考える」習慣で、
「WinWinになる」習慣ではないのですよね。
お互いのWinを照らし合わせて、1+1=3以上の力を発揮する。
つまり、WinWinになるのが第6の習慣なのです。
そのためには、まずはWinWinを考える第4の習慣。
そして、相手の気持ちを理解する、相手のWinを考える第5の習慣。
しかし、第4の習慣に至るためには、自分自身の土台を固める第1~第3の習慣が必要になっていきます。
第6の習慣はその上で成り立つ、いわば結果のようなものなのですね。
もう一度みてみましょう。
まずは自分自身の土台を固める第1~第3の習慣です。
第1の習慣では「主体的になる」習慣。
プロアクティブに自分のことは自分で決める習慣でした。
第2の習慣では「終わりから考える」習慣。
自分が本当に大切にしているものを考える習慣でした。
第3の習慣では「最優先事項を考える」習慣。
やるべきことに優先順位をつける習慣でした。
次にWinWinに至るまでの公的に成功する習慣です。
第4の習慣では「WinWinを考える」習慣。
お互いのWinWinを考える習慣でした。
第5の習慣では「共感する」習慣。
相手を理解し、こちらも理解される習慣でした。
これらの習慣を通した上で、初めてシナジーを考えることが出来るのではないでしょうか?
そしてそれが第6の習慣、WinWinへと変化していくのでしょう。
新しい第3の道を発見しよう!
同じものを見ていても、自分の感じ方と相手の感じ方は違うものです。
自分の感じ方を相手におしつけるのではなく、相手の感じ方を理解しようとする、
白黒で決めようとせずに、さまざまな多様性を理解しようとすると、
新しい発見が出てくると思いませんか?
一人では思いつかなかったアイデアも、
相手の価値観を受け入れた上で一緒に考えると、
第3の案が出てくるかもしれません。
シナジーを創り出すって本当に難しいと思いますし、時間もかかると思います。
しかし、お互いを尊重して、出てきた第3の案、それは1+1=∞にする力を秘めているのかもしれません。
参考書籍:
完訳 7つの習慣 人格主義の回復 著者:スティーブン・R・コヴィー (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)