7つの習慣

「7つの習慣・第7の習慣」から学ぶ 「刃を研ぐ」

自己投資をしていますか?

自己啓発本「7つの習慣」にこんな例えがあります。

あるとき、森の中で何時間もボロボロになったノコギリで木を切っている男がいました。
男は「木を切るのが忙しくて、休むこともノコギリの刃を研ぐことができない」と言いました。

皆さんはどうでしょうか?
日々の忙しさに追われ、この男のような状態になっていませんでしょうか?

わたしもこのような状態になることが多々あります。

7つの習慣の中の最後の習慣である「7つ目の習慣」は「刃を研ぐ」です。

自分自身を磨く時間をとり、自分自身に投資をすることで、自分自身の刃を磨く方法を見ていきましょう。

自分自身を磨く 4つの側面

7つの習慣では、自分自身の価値を高めていくための4つの側面を紹介しています。

肉体的側面

いきなり、肉体的側面。
つまり健康に関することですね。

「え、運動ですか?」と思われるかもしれません。

しかし、体と心は繋がっており、
体が不調を起こすと、全てに影響が出るわけです。

体は資本ですからね!

どうも後回しにしてしまいがち、
もしくはやりすぎてしまいがちな筋トレやスポーツですが、
しっかりと軸をもって「無茶しすぎず、継続的」に行うことが重要です。

緊急性もないですが、「自分のために20分運動のための時間を取るぞ」と決めて、
続けていくだけでも効果は高いでしょう。

私個人のおススメはボルダリングです。

ボルダリングは、ジムの中で社交的に楽しく、しかも自分のペースで楽しむことの出来るスポーツです。

よろしければ下記の記事もどうぞ。

精神的側面

精神的側面とは、自分の心を落ち着かせる、瞑想やリラックスする時間のことです。
クラシック音楽を聴いたり、美術館にいったりするのも良いでしょう。

昔の人は座禅を組む習慣だったり、祈りを行う習慣、聖書を読む習慣などがあったかもしれません。

しかし、現代ではなかなかそういった時間の優先度は下がる傾向にあると思います。
忙しさに追われると、このような時間を後回しにしがちですが、とても大切な時間ですよね。

こういった時間をとり、人生の方向などを考える時間を取ることで、
自分自身の軸を作っていく重要な時間になるのでしょう。

第2の習慣「終わりを思い描くところから始める」の中にある、
ミッションステートメントなどを考える時間を取るのも、この精神的側面といってよいでしょう。

第2の習慣に関しては、よろしければ下記の記事などを見て頂ければと思います。

知的側面

学校を卒業してから、あまり勉強をしていない人もいることでしょう。

しかし、社会人になると、実は勉強って楽しいことだと気づくことも多いです。

昨今ですと、YouTubeでも、教育系YouTuberといった方々も出てきており、
とても学習しやすい環境にあると思います。

また本に関してもKindleなどの電子書籍を使えば、電車の中でも気軽に読むことが出来ます。

こういった時間をとって知的側面を上げていきましょう!

一冊の本に出合うだけで、自分のパラダイム(考え方や視点)が変わる経験もありますよ。
(わたしにとってはこの7つの習慣がまさにそうです!)

本は遠い過去の賢者から現在の天才を含めた、さまざまな英知との出会いの場です。

アナタの心と知的精神を刺激してくれる一冊があるはずです。

そのような本や考え方に出会うためにも、知的側面の時間を確保していきたいものですね。

また、7つの習慣はこうも書かれています。

「本を読むときに、作者を理解しようと徹してみよう。第5の習慣を行ってみようと。」

第5の習慣に関して知りたい方は、よろしければ下記の記事を見て頂ければと思います。

社会・情緒的側面

社会や組織の中に入って活動していく側面です。

肉体的、精神的、知的側面だけでなく、それらを活かしていくために、
社会に出ていき、他者と交わって、WinWinの関係を築くように活動していくことですよね。

第2の習慣「終わりを思い描く」ことを実践していると、思うことがあります。
社会、もしくは誰かが幸せになると自分も幸せに感じることが出来れば、それは素敵なことだなぁと。

苦手な人とコミュニケーションを取っていると、もう会いたくないと思うこともあります。
なかなかWinWinの関係を築くことは難しいです。

しかし、あきらめずに接していくことで、
誰かが幸せになることに喜びを感じることが出来る練習が出来るのではないか?と思います。

らせん階段を上るように「7つの習慣」を実行していこう!

7つの習慣に書いてあることって、
魔法の方法でもなく、よくよく見ていくと「当たりまえ」のことでもあるんですよね。

昔、道徳の時間で習った「当たり前」の正論。

時は経ち、さまざまなことを経験していくと、
「そう上手くはいかないよ。」と何処か忘れてしまっている考え方なのかな?と思います。

しかし、「当たり前」を今一度見直してみませんか?

一度にすべての習慣を完璧に行うことは出来ないし、
著者自身も完璧にマスターは出来ていないと述べています。

つまり、何度も何度も、何処までも、
らせん階段のように精進していく習慣ということなのですよね。

出来る所から少しづつ実践していくことで、
第1~第7の習慣がお互いにシナジーを産んでいく。

そうなったら素敵ですよね。

第1の習慣、主体的になるために、「まずはすぐに怒らない」とか、
第2の習慣、終わりを思い描くために、「自分の葬儀の様子を少しだけ考えてみる」とか、
第3の習慣、最優先事項を優先するために、「時間管理のマトリクス」を書いてみるとか、

第7の習慣、刃を磨くために、
「5分ずつ、筋トレ時間、瞑想時間、本を読む時間、誰かと会話する時間」を取ってみるとか、
出来る所から少しづつ行っていくことで、よりよい人生になるような、
そんな素敵な習慣だと思います。

わたしも「何度も何度も」習慣を出来る所から繰り返してみようと思っています。

みなさまも、どうか7つの習慣とともに、納得して充実感のある未来が待っていますように。

参考書籍:
完訳 7つの習慣 人格主義の回復 著者:スティーブン・R・コヴィー (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)