孫子の兵法 テーラリング・ガイド
「孫子の兵法」をご存じでしょうか?
現代でもさまざまな人々に愛読されている有名な約2500年前の兵法書です。
兵法書ではあるのですが、
現代にも通ずる「はっ」とされられるような内容が書かれております。
本記事では、
【孫子の兵法】を現代のプロジェクトやビジネス、日々の生活に適応させていく記事をまとめています。
何かのお役にたてれば幸いです。
孫子の兵法を現代のプロジェクトやビジネス、日々の生活に応用していこう!
プロジェクトマネジメントの知識体系集、PMBOKガイドとも通ずる点も見られ、
解釈次第で、プロジェクトの中や生活の中、さまざまな場面で応用が利くような内容になっております。
PMBOKガイドでは「テーラリング」と呼ばれる考え方が大事にされています。
テーラリングとは、ガイドに書いてある内容をそのまま適応するのではなく、
ご自身のプロジェクト、もしくは日々の生活にフィットさせて応用させる形で利用しようという考え方です。
これは「孫子の兵法」でも同じことが言えますね。
孫子の兵法は「兵法書」ではありますが、
大事なエッセンスは古代の戦争においても、現代のプロジェクトにおいても同じことが言えるのです。
そのエッセンスを取り入れて、プロジェクトの中や日々の生活にも応用していきましょう。
【計篇】を活かす!テーラリング
五事七計
孫子の兵法は13篇に分れておりますが、
戦争を始める前に、本当にやるべきかどうかを見極める必要があります。
現代でもプロジェクトを安易に始めるのではなく、
様々な外的要因や内的要因から見極めるべきですよね。
孫子の兵法、計篇に見る「五事七計」という考え方を下記の記事で見て、
活かしてみましょう!
兵は詭道なり
計篇には「兵は詭道なり」という有名な言葉があります。
これは人をだますということでしょうか?
下記の記事では、
ステークホルダーマネジメントと絡めて「兵は詭道なり」という意味を考えてみます。
算多きは勝ち、算少なきは敗る
孫子の兵法は、必ず勝つ方法ではなく、必ず負けない方法を述べています。
なるべく戦争を回避して、自国に利益を得ることが出来るならその方法を模索しているわけです。
「やってみないと分からない」とむやみに行動するのではなく、
しっかりと計画を立てる重要性を説いています。
「算多きはは勝ち、算少なきは敗る」という言葉から、
現代でも応用出来る情報判断を考えてみましょう!
【作戦篇】を活かす!テーラリング
プロジェクトを長期化させない方法
凄く長いプロジェクトに関わったことはありますでしょうか?
当初の目的からずれた成果物が出来たり、関わるステークホルダーが膨大になったり、
制御が難しくなる傾向にありますよね。
孫子の兵法では「戦争を速く終わらせて上手くいったという話は聞くが、長引かせて上手くいったという話は聞いたことが無い」と書かれています。
下記の記事では、長期化に関する教訓を学んでいきます。
多様性の時代にこそ学ぶ、リソース活用術
遠くの離れた戦地に赴いた場合、
自国から物資を供給するのは大変ですよね。
現地の様々なリソースをうまく活用していく重要性を孫子は説いています。
多様性が求められる現代でも考えさせらえるリソース活用術を下記の記事で学びましょう。
【謀攻篇】を活かす!テーラリング
戦わずして勝つ コンフリクトを発生させない孫子の兵法
「戦わずして勝つ」という名言を一度は聞いたことがあると思います。
一体どういう意味なのでしょうか?
そして現代でも頭を悩ます人と人、組織と組織のコンフリクト。
春秋戦国時代の兵法書から学ぶべきことはないでしょうか?
【形篇】を活かす!テーラリング
未来で戦う 事前準備の重要性
事前準備と聞くと、「そんなの当たり前だよ」と思う方も多いでしょう。
しかし、事前準備とは未来を想像して「この後何が起こるのか?」そのような事を意識しながら
行動するプロアクティブな活動なのです。
「未来で戦う」と捉えても良いでしょう。
孫子の兵法から「事前準備」を学んでいきましょう!
【勢篇】を活かす!テーラリング
正攻法だけでもNG! 奇策だけでもNG!
プロジェクトや日々の生活では、
どんな良書でも、本を読んでそれだけで上手くいくことはないでしょう。
また、オリジナルの手法を用いて上手くこともあるかもしれませんが、
思わぬ落とし穴にはまることもあります。
正攻法と奇策、この2つの活かし方を見ていきましょう。
無能な部下も有能に? 孫子に学ぶ誘導術
「有能な人材が来てくれなくて…。」そんな声を聞くことはないでしょうか?
しかし、孫子の時代、春秋戦国時代では、
徴兵するのは精鋭部隊や戦争に長けた兵隊ではなく、
普段は畑を耕す農民だったようです。
「人材が来てくれなくて…。」というリーダーに対して、
孫子は厳しい姿勢を見せます。
「善く戦う者はこれを勢に求めて人に責めず」という孫子の言葉から、
無能な部下を有能に、そしてリーダーの姿勢を学んでいきます。
【虚実篇】を活かす!テーラリング
1点集中を行い成果を出す
資源を何処にアサインし、何処に集中させるのか?
1点集中について考えていきます。
【軍争篇】を活かす!テーラリング
チームを一体にさせる方法
下記の記事では、
チームの気持ちがバラバラにならないためのシンプルでいて奥の深い方法を、
孫子の兵法より考えていきます。
【九変篇】を活かす!テーラリング
2500年前のリスクマネジメント
春秋戦国時代では、当然ネガティブなリスクも多ければ、
逆に千載一遇のポジティブなリスクも考える必要があったことでしょう。
孫子と一緒にリスクマネジメントを考えていきましょう。
【行軍篇】を活かす!テーラリング
孫子に学ぶチームビルディング
孫子の兵法行軍篇よりチームビルディングを見ていきましょう。
参考書籍:孫子 (講談社学術文庫) 著者:浅野 裕一