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「タスクの工数見積もりが出来ません!」と言われた時の対処法

この記事は、楽観値・悲観値・最頻値から計算する「三点見積もり法」について説明しています。

上手くいけば1日で終わるんですけど…ハマると10日かかります。

タスクの工数の見積もりを部下に依頼した際に、こんなことを言われた事はありませんか?
「工数ですが、正直どれくらいの日数がかかるのか見積もれないんですよねぇ。」
「1日で終わるかもしれないし…。上手くいかなければ10日かかるかもしれません。」

「そこを見積もるのが君の仕事だよ!」と言ってしまう前に、
「三点見積もり法」を紹介しましょう。

三点見積法について

三点見積もり法は、下記の3点の工数を見積もります。

  • 楽観値(上手くいった時にかかる日数)
  • 悲観値(最悪の場合にかかるであろう日数)
  • 最頻値(まぁだいたいこれくらいじゃないかな?と思う日数)

上記の3点を足して3で割った値(三角分布)を見積もりとします。

タスクに記載する工数 =(楽観値+最頻値+悲観値)/ 3

タスク見積もりに予測不能な要素がある時に上記の簡易的な三点見積もり法を使う事で、
ある程度精度の高い見積が可能になります。

例えば、
「うーん、多分5日で終わりますが、上手くいけば1日で終わります。でも最悪の場合15日ほどかかるかも…」と言われた場合ですと、
下記のように7日で見積もります。

最頻値=5日
楽観値=1日
悲観値=15日
7日 =(5+1+15)/ 3



このほかにも更に精度が高くなる下記の式(ベータ分布)を用いて求める事も出来ます。

タスクに記載する工数 =(楽観値+4*最頻値+悲観値)/ 6

ざっと求めるなら三角分布の計算式で求める形で良いかと思います。
この三点見積もり法で、ある程度精度の高い見積りが可能になっていきます。

正確な工数が求められない時に三点見積もりを使っていこう

直近のタスクを見積もる時は必要な情報が揃っている傾向が強いので、
正確な見積もりを行いやすい傾向があります。

しかし、将来の見積もりを行う時は予測で求めていく傾向が強くなり、
かつタスクの粒度も荒くなる傾向にあります。

プロジェクトでは計画は変わっていく事を前提としてとらえる事が多いと思います。
直近の計画は精密に、将来の計画は荒く見積もっていく必要があり、
進行が進むたびに何度も見直しを行います。

過去の情報が不十分な時等に使える「三点見積もり」を紹介してみました。