書評

プロジェクトマネジャーにもおススメ!「ゼロから始めるプロダクトマネジメント」

プロダクトマネジメントって何?

プロダクトマネジメントをご存じでしょうか?

私は日ごろ、プロジェクトマネジャーとして働いておりますが、
最近「プロダクトマネジメント」という言葉を耳にするようになりました。

プロダクトマネジメントってなんだろう?
そう思った私のような方に、「ゼロから始めるプロダクトマネジメント」をおススメします。

「ゼロから始めるプロダクトマネジメント」では、
中学生の主人公が、友達へ向けた便利なアプリケーションの開発をきっかけとして、
「プロダクトマネジメント」を学んでいくといったストーリーになっています。

3時間ほどでスッと読める内容で、
ストーリーも身近な例を取り上げており「プロダクトマネジメント」をイメージしやすい内容でした!

「プロダクトマネジメントとは、ユーザーにとっての価値と作り手にとっての価値のバランスをとっていく。」と書かれていましたが、プロジェクトマネジメントにも同じことが言えると思っています。

クオリティーとコストとスケジュールのバランス、いわゆるQCDだけを考えるのではなく、
求められているのは作り手とユーザーも含めた「ステークホルダー(プロジェクトに関わる利害関係者)の満足」だと思います。

プロジェクトのQCDが担保されても、
その後みんなやめちゃったり、クオリティが高くてもユーザーにそっぽを向かれたら意味がないですものね。

プロジェクトマネジャーだって、QCDだけに意識を向ければよいわけではないのです。

プロジェクトマネジャーの方も視点を広げるためにもプロダクトマネジメントの学習が必要だと思っています。

そういった意味でもこの書籍を読むことで、
プロダクトマネジメントとプロジェクトマネジメントに求められている類似点の発見にも役立ちました。

「プロダクトマネジメントって何なの?」

「プロダクトマネジメントについて勉強してみたいな。」

そう思われる方にプロダクトマネジメントの最初の1冊目におススメです。